リカルドの裁判 その10【最終弁論編】
2007年 01月 20日
Casca【検察】
「被告と取引を行った証人の証言とも一致が見られます。陪審員の皆様にご判断いただきたいのは王国の見解であります。フランセスコ卿が上等な言葉でおっしゃっておられたためにわかり難い部分もあったかと思いますが、どうぞお間違え無い様に。」
Casca【検察】
「被告の取った行動は結果としてブリタニアに幾千もの必要の無い死をもたらしたのです。」
Casca【検察】
「友よ、私は、ヒューマンの文化を知りませんが、ヒューマンのやり方に従いたいと思っています。我々、ハートウッドのエルフは長い間ブリタニアと分かたれてきました。
しかし私は今こうして一市民として立っている以上、偉大な社会によって打ち立てられた法と正義を熱望します。私は常に偉大なブリタニアの法組織に尊敬を抱き、絶大なる信頼を置いています。その信頼によって私は法に従うのです。法の前に身を投げ出しています。
皆様が今日、正義の声に応えてくださる事が私の希望です。
ありがとうございます。
*ここまでが検察側最終弁論です。次からリカルド自身による弁護側最終弁論となります。時には陪審員に向かって、時にはまっすぐカスカ氏の前に立ち、また時には私達見学席に向かって堂々と話す盗賊リカルドの姿をどうぞご覧下さい。
Ricardo: でも俺は、真実を話すことができます
Ricardo: そして、そうです。俺のしたことは国境のはるか向こうでした。
Ricardo:
俺はこの身を献げなければならないのです。罪に問われた生贄の羊です。
パプアが襲撃されたとき、戦士達はどこにいたのですか?
パプアの守りを施したはずの魔術師達はどこに居たのですか?
Ricardo: 俺には言う事ができません。彼らも言えないでしょう
Ricardo:
俺がオフィディアンの女王をブリテインの貴族の指示で殺しましたか?
答えはNOです
Ricardo:
何で全てが真実だと知る事ができるんですか?理由でも?
本物の代わりにレプリカを返還して事が収まったんじゃなかったんですか?
和平締結後にオフィディアンが撤退するのを見ましたか?
Ricardo:
“ブラックロック”とは一体何か?
奇妙な魔法と協定を無視したオフィディアンの女王は?
なんでこういう質問がされなかったんですか?
彼らは真実が暴かれるのを恐れているんです。本当はこうだ。
Ricardo:
フランセスコ卿は親切にも大反逆罪において奇妙な付け加えをしてくれた。
Ricardo:
そう、いつでもね。
これから先、いわゆる国家反逆罪が増えるだろうね。俺に下したみたいに。
俺の友人達、国家反逆罪を犯す奴なんて居ないんだ
そんな罪もありやしない
Ricardo:
俺達の本当の統治者のお慈悲がありますように
Justice Verina【裁判官】
静粛に!
静粛に!
というわけで、両方の最終弁論が終わりました。
次回はいよいよラスト、判決編です。
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